2025.10.07

 名古屋大学宇宙地球環境研究所の髙橋暢宏 教授を研究代表者として、同研究所の菊地亮太 特任准教授、CHEN Yi-Chien 特任助教、工学研究科の野々村拓 教授、椿野大輔 准教授、岐阜大学の伊藤和晃 教授、池田貴公助教と共同で申請した 「複眼×越境の航空学際プログラム」 が、文部科学省「宇宙航空科学技術推進委託費 航空人材育成プログラム」に採択されました。

  昨今、航空機産業は電動航空機や次世代エアモビリティの登場など大きな変革期を迎えており、同時にカーボンニュートラルへの対応も急務となっています。こうした背景から、設計・製造・運航・環境の4領域を横断的に理解し、新しい価値を生み出すことのできる人材の育成が強く求められています。本プログラムでは、講義に加え、航空機やヘリコプター、ドローンなどの実機を用いた体験型学習を導入します。これらにより、専門の枠を超えて幅広い視点を獲得し、環境に配慮した次世代航空技術を担う人材へと成長することを目指します。

 さらに、企業や研究機関と連携し、産学官が一体となって教育と研究の場を提供します。これにより、気候変動やカーボンニュートラルといった社会課題に対応できる人材基盤を形成し、日本の航空産業の持続的な発展に寄与することが期待されます。

 

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 宇宙地球環境研究所融合研究戦略室では、これまでに名古屋大学宇宙地球環境研究所と名古屋大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻の研究者による融合研究課題を積極的に進めてきました。このような融合研究戦略課題などの異分野融合やネットワーク形成の諸取組が発火点となり、一連の取組のアウトプットとして、融合研究の推進に資する大型プロジェクトの採択につながったものと考えられます。

 

 採択されたプロジェクトについて、詳しくはこちら

 文部科学省「宇宙航空科学技術推進委託費 航空人材育成プログラム」について、詳しくはこちら